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【仙台市宮城野区のおすすめ歯科医院が解説】知覚過敏は要注意!65歳以上に急増する大人むし歯「根面う蝕」の真実とフッ素予防

仙台市 宮城野区 しらとり歯科医院です。みなさん、お子様に限らず大人(65歳以上の方)でも歯科医院でのフッ素塗布が適応になること、そして「根面う蝕」をご存知でしょうか。今回は、最近増えている大人むし歯「根面う蝕」とその予防についてお話しします。

 

 

【目次】

1.「大人こそフッ素塗布が必要?」増える65歳以上のむし歯「根面う蝕」の真実と、仙台市宮城野区の当歯科医院での予防法

・なぜ今、65歳以上へのフッ素塗布が注目されているのか?

・歯の寿命が延びた!「8020達成者」増加と、大人へのフッ素塗布が保険適応になった背景」

 

2.【仙台市宮城野区の歯科医院が解説】大人(65歳以上)に急増!歯茎が下がることで起こる「根面う蝕」の怖さとフッ素予防

・「8020達成」の落とし穴? 歯の本数が多いからこそ増える「大人の歯周病」と「根面う蝕」

・歯茎が下がることでリスク増大!「知覚過敏」から「大人むし歯」へ

 

3.【仙台市宮城野区の歯科医院がお勧め】65歳以上は2人に1人が罹患!静かに進行する大人むし歯「根面う蝕」の怖さとは?

・2人に1人が罹患!「歯の根元」にできる「根面う蝕」の定義と、その危険性

・歯が折れる原因にもなる「根面う蝕」!なぜ歯の根元はむし歯になりやすいのか?

 

 

 

 

1.「大人こそフッ素塗布が必要?」増える65歳以上のむし歯「根面う蝕」の真実と、仙台市宮城野区の当歯科医院での予防法

  

なぜ今、65歳以上へのフッ素塗布が注目されているのか?

「歯科医院でフッ素を塗る」と聞くと、「乳歯が萌えている子ども」をイメージすることが多いかと思いますが、実は「根面う蝕」に罹患した65歳以上の方に対して、フッ素塗布が保険適応になりました。まずは、その背景についてお話しします。

 

 

歯の寿命が延びた!「8020達成者」増加と、大人へのフッ素塗布が保険適応になった背景

「65歳以上、根面う蝕に対してフッ素塗布が保険適応になった背景ついて」:

5年おきに厚生労働省が実施している歯科疾患実態調査によると、8020達成者が2024年には61.5%となりました。

歯科疾患実態調査は歯周病やむし歯、治療経験などを定期的に確認する調査のことで、8020達成者率とは成人であれば通常28本の永久歯があるところ、80歳になった時点で20本以上の本数をキープできているのか、その達成者の割合ことです。8020達成者は、2005年は24.1%でしたが、ここ20年の月日を経て「歯の本数が増えてきている」ことがわかっています。

※歯の本数は20本が1つのボーダーラインになり、それ以上歯がなくなると、残っている歯に負担がかかり、途端に歯を失うスピードが加速していくと言われています。

 

 

 

 

2.【仙台市宮城野区の歯科医院が解説】大人(65歳以上)に急増!歯茎が下がることで起こる「根面う蝕」の怖さとフッ素予防

 

「8020達成」の落とし穴? 歯の本数が多いからこそ増える「大人の歯周病」と「根面う蝕」

ここで今回のテーマに戻りますが、歯の本数が多いことで、「歯周病」や「大人むし歯」が増えていることが問題になっています。永久歯は28本それぞれ役割があって、一生ものではありません。不可抗力で、すり減ったり、欠けたり、全ての歯を生まれたての状態にキープすることは難しいです。

 

 

歯茎が下がることでリスク増大!「知覚過敏」から「大人むし歯」へ

「お肌のお手入れ」をイメージしやすいかもしれませんが、毎日しっかりとお手入れしているつもりでも歯の場合は、歯並びや噛み合わせも相まって、どうしても行き届かないところが出てきてしまいます。歯周病によって歯茎が腫れていなくても、加齢とともに歯茎が痩せてる、下がっている方は実は多いです。歯茎が下がることで、歯の根っこがみえてきます。「知覚過敏」が最たる例で、歯の根っこは、脆くて弱く、虫歯になりやすく、冷たいものや温かいものを感じやすくなってしまいます。

 

 

 

 

3.【仙台市宮城野区の歯科医院がお勧め】65歳以上は2人に1人が罹患!静かに進行する大人むし歯「根面う蝕」の怖さとは?

 

2人に1人が罹患!「歯の根元」にできる「根面う蝕」の定義と、その危険性

今回ご紹介する内容は、「知覚過敏」ではなく大人のむし歯「根面う蝕」です。根面う蝕とは、一言で言うと「歯の根元にできるむし歯」のことです。60~78 歳287 人を対象とした調査では、根面う蝕の発生率は53.3%、2人に1人以上が罹患しているそうです。

歯が折れる原因にもなる「根面う蝕」!なぜ歯の根元はむし歯になりやすいのか?

 歯が多いことは素晴らしいですが、反面歯茎が下がって、根っこ部分が露出してしまうことで、むし歯のリスクが上がってしまいます。

「歯の頭部分、噛む部分」と比べ、「歯の根っこ部分」は、むし歯菌が出す酸に弱く、脆い。厄介なのは、ゆっくりむし歯が進行していくため、気づきにくいと言うことです。根っこ部分に虫歯ができると、気づいた時には、歯が頭ごと折れやすくなります。

 

 

 

 

回を分けて、「根面う蝕とその予防方法」、そして「大事なのは、歯磨き時間や歯磨き粉の量よりもイオン濃度?子どもから大人まで!正しい歯磨きの方法」をお伝えします。

次回に続く