仙台市 宮城野区 しらとり歯科医院です。ステップごとの注意点を交えながら、当院でインプラント手術を行なった後にお伝えしているお手入れについて解説していきます。

【目次】
■インプラント手術直後~抜糸まで
・インプラント手術前の食事の重要性
・手術後の体調管理と口腔ケア
■糸取り後の注意
・治癒に伴う歯ブラシの交換時期
■仮歯装着後~最終上部構造装着まで
・仮歯の特性とセルフケアの注意点
・仮歯の違和感は遠慮なくお申し出ください
■仮歯装着までの期間と他の治療との違い
■糸取り後の注意
・治癒に伴う歯ブラシの交換時期
■仮歯装着後~最終上部構造装着まで
・仮歯の特性とセルフケアの注意点
・仮歯の違和感は遠慮なくお申し出ください

■インプラント手術直後~抜糸まで
・インプラント手術前の食事の重要性
インプラントの手術を受けた直後は、まだ身体が傷を治す準備段階です。特に当日は2~3時間ほどで、麻酔の効果が切れてしまうため痛みや出血の度合いによって、その後は、食事に少し気を遣うことになるかもしれません。「インプラント手術前には、あらかじめ食事をとっておくこと」をおすすめします。たまに、午前中の手術を予定していて、で朝ごはんを食べないで来院される方がいらっしゃいますが、できれば少しでもお腹にご飯を入れてきてください。

・手術後の体調管理と口腔ケア
インプラント治療はただでさえ普段の治療とは内容が異なります。処置内容によっては口を開けて、横になる時間が長くなるため、疲れてしまうかもしれません。低血糖でフラフラにならないためにも、その後の食事が取りづらくなることも考えておきましょう。あとは、「超柔らか歯ブラシ」で傷口周囲、他の歯をきちんと磨く必要があります。口の中が汚れていると、痛みや腫れの原因になり、傷の治りが悪くなるので気をつけましょう。

■仮歯装着までの期間と他の治療との違い
仮歯を入れるタイミングや種類、方法はインプラントを埋入した部位や条件によって異なります。今回は全てそれらをまとめて「仮歯」として説明します。
条件がそろえば手術した日に工夫をして、仮歯を口の中に入ることができますが、インプラントが骨に馴染む期間を考慮して通法に従う場合は、仮歯を装着するのに上顎で5カ月前後、下顎で3カ月前後期間が必要になります。歯を失った際、入れ歯治療やブリッジ治療の場合は一般的に歯型をとって、一般的に1〜2週間経てば完成しますが、インプラント治療は少し異なります。わからないことがあれば、いつでもご相談ください。
■糸取り後の注意
・治癒に伴う歯ブラシの交換時期
インプラント手術後、1〜2週間が経つと問題がなければ、治癒が進み、傷口は見た目でもわかるようなキレイな状態になっていきます。また痛み、腫れも落ち着いてきますので、前回お話しした「4ミル」の歯ブラシではなく、「普通」〜「硬め」の普段使いの歯ブラシに替えましょう。ある程度治癒が進んでいることがわかれば、あとは最終上部構造(最終的な被せ物)が装着されるまで残った歯のお手入れをしていきましょう。

■仮歯装着後~最終上部構造装着まで
・仮歯の特性とセルフケアの注意点
仮歯は最終的な被せ物とは材質が異なります。見た目ではわかりづらいですが、「仮歯用の材料」は壊れやすいですし、何より汚れがつきやすいです。丁寧に歯磨きをしましょう。
・仮歯の違和感は遠慮なくお申し出ください
また、仮歯は完成品に向けて都度、調整していくものです。「仮歯が今までより頬や舌に当たる」、「噛み合わせに違和感がある」、「しゃべりにくい」など、仮歯を噛み合わせたときや会話の際に違和感があれば、お伝えください。1つずつ確認していきます。調整した上で、最終的な被せ物が入る時に備えて磨き残しのないようなセルフケアの方法を習得していきましょう。
次回に続く