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「今さら聞けない歯周病の疑問|ちょうど良い頻度は?🤔歯科検診、歯のクリーニングの間隔1」

仙台市 宮城野区 しらとり歯科医院です。今回は、歯科検診、歯のクリーニングの間隔についてお話しします。

 

1.今さら聞けない歯周病の疑問

・お財布に優しい🫢!毛先が広がったら歯ブラシ交換はもう古い?

・正解って?誰もが気になる口臭とその対策

・ちょうど良い頻度は?🤔歯科検診、歯のクリーニングの間隔

・2人に1人?「子どもの歯周病」知っていますか

 

 

 

【ちょうど良い頻度は?🤔歯科検診、歯のクリーニングの間隔1】

・「国民皆歯科健診」について

・石破茂総理のコメント

・「歯科健診」と「歯科検診」について

・「定期検診」から「定期健診」へ

・「トラブル来院型」から「予防来院型」へ

 

 

「国民皆歯科健診」について

 先日、石破茂総理と日本歯科医師会連盟会長との間で対談が行われました。そこで「国民皆歯科健診」について話がありました。「歯科健診」は口や歯の健康づくりを目的に現在、乳幼児と小学生・中学生・高校生や有毒物質を取り扱う職場勤務の方を対象に行われています。政府はこれから「国民皆健診」として、大学生や社会人はもちろん、全ての国民を対象とした歯科の定期受診を検討しています。なぜ、「皆歯科健診」が検討されているのかご存知でしょうか。

 

石破茂総理のコメント

 「お口の健康は全身の健康に関連していることが最近いたるところで言われています。少子高齢社会において、政府としては少子化対策が最重要課題ですが…お口の健康を守ることによって、全身の健康が保てるならば良いことだと考えます。」

「広く国民の皆様に口腔のチェックを受ける機会を持っていただける環境の整備が重要ですね。」

 

石破総理が仰ったように、お口の健康は全身の健康と関係があります。歯周病が、誤嚥性肺炎・糖尿病・心臓病など全身疾患の予防に繋がることは知っている方も多いかと思います。

また高齢社会の日本では「医療費の削減」が一つ課題となっています。歯科健診を全国民が受診することで、歯の健康を守る人が増え、健康増進・健康寿命の延伸、結果的に医療費の削減につながると考えられています。

 

 

 

 

「歯科検診」と「歯科健診」について

 皆さんは、「歯科検診」と「歯科健診」の違いをご存知でしょうか。歯科検診は、むし歯や歯周病などの特定の病気を早期に発見するための検査、診察のこと。具体的には、仙台市で「節目検診」として骨粗しょう症検診他、30・40・50・60・70歳を対象とした歯周病検診が委託事業として実施されています。

歯科健診は歯科健康診断、歯の健康状態を調べることを目的として行われます。1歳6ヶ月健診・3歳児健診・学校歯科健康診断といった特定健診が一般的です。

 

 

 

 

「定期検診」から「定期健診」へ

 歯科健診はお口の異常を発見する目的があり、歯科検診では適切な治療に繋げる目的で実施されます。当たり前ですが歯科検診、歯科健診の受診はもちろん、何よりまず「病気でないこと」、むし歯や歯周病といったお口の異常がないことが大切です。

子どもの頃と小学校~高校生までは義務的に歯科健診が実施されますが、大人になってから、成人以降は仕事や家事などで忙しかったり、都合が悪かったり、歯科に定期受診するのが難しい方も多いかと思います。

 

 

「トラブル来院型」から「予防来院型」へ

 しらとり歯科医院では、「トラブル来院型」から「予防来院型」を推奨しています。歯がしみたり、痛みが出たり、歯の異常や症状が出てから通院するのではなく、定期的に受診することで大きなトラブルになる前に対処ができます。

昨今テレビCMなどで、「予防歯科」と耳にしますが、むし歯や歯周病予防のための通院頻度、間隔はどれくらいが良いのでしょうか?次回は、具体的な歯科検診、歯のクリーニングの間隔についてお話しします。