しらとり歯科医院 インプラント治療とデジタル化の試み
今年も早いもので残りわずか。当院では口腔内スキャナー、マイクロスコープ導入など、いろんな出来事がありました。そんな中、個人的な一番の出来事は「院長の奥歯にインプラントが入った」ことです。本人の希望もあり院長、歯科医師である父にインプラント治療を行いました。実は、過去に父の手により母に、そして今回は息子が父にインプラント手術を行いました。
いまインプラント治療関連のセミナーや勉強会に参加していますが、大学生時代にも口腔インプラント学の講義、実習がありました。講義もさる事ながら小宮山彌太郎先生、そして関根秀志教授(当時)の言葉は記憶に残っています。
インプラント治療の説明に際し
「歯科医療に関して賢くなっていただきたい」 「情報社会の現代では、とかく新しいもの、新しい情報がもてはやされますが、必ずしも『新しい=最善』とは言い切れないということをご理解していただきたい」
インプラント治療後のメンテナンスについて
「インプラント治療後は、病院の指示に従って経過観察も必要です。新車を購入したら法定点検や車検があるように、インプラントも神が作ったものならばともかく、人の作ったものですから完璧とは言えずチェックしていくことは必要です。口腔内の環境も変化していきます。適切な時に適切な対処をすることによって、インプラントをよい状態で使用し続けることかができます」と仰っていました。
院長と共に働くようになり、新たにインプラント治療をされた方、そして20、30年来インプラント手術後のメンテナンスに通われている方が多くいらっしゃいます。 これからは術者に限らず、ケアを行なっていく立場になると共に、より一層インプラント治療に対し研鑽を積んで参ります。
昨今テレビや雑誌などで「歯型、粘土の型取りが要らなくなる」と聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、時代の変化に伴い、「粘土の型取り」が「データのスキャン」に移行しつつあります。先日、当院でも口腔内スキャナー(IOS)を導入しました。社会情勢も相まって、保険適応の白い材料が増え、入れ歯治療などを除き、パソコンと読み取り器を使用した「デジタル化」が進んでいます。
口腔内スキャナーは他にも、矯正治療(マウスピース矯正)やインプラント治療にも使用され、院長のインプラント治療にも登場しました。
インプラント治療について、わからないことや質問があれば、電話、院内にてお気楽にご相談ください。