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歯並びを観る7つのポイント

今回は、「歯並び」についてお伝えします。

よく「歯並びがキレイ」、「良い歯並びをしている」と言われますが、そんな「良好な歯並び」とはどのようなものでしょうか。
日本矯正歯科学会では、「正しい歯並びの条件」として次の7つのポイントをホームページに載せています。当院の症例写真をもとに簡単な「歯並びを観るポイント」をご紹介します。

1.前後のバランス

  • 上下の顎の大きさのバランスがとれている
  • 前歯は上か下の2mm程度前方にある
  • 奥歯は1本に対して2本が咬み合っている

2.左右のバランス

  • 骨格が左右対称である
  • 上下の前歯の真ん中が一致している
  • 上の歯に下の歯の外側の山が咬み合っている


3.上下のバランス

  • 骨格的に上下の長さのバランスがとれている
  • 上と下の前歯が2mm程度重なっている

 

4.スペース

  • 歯が一列に並んでいる
  • 歯が重なっているところやスペースがない

 

5.口元

  • 後退感や突出感がない
  • 楽に唇を閉じることができる

 

6.歯・歯周組織

  • 親知らずを除いて28本の歯が揃っている
  • 歯が異常な形をしていない
  • 歯茎や歯を支えている骨が健康である

7.機能

  • 食べる、話すなどの機能に問題がない
  • 異常な癖がない

 

※必ずしも、全てがあてはまならければならないというものではありません。

ちなみに上記のポイントは、おおまかなもので、矯正歯科治療を行う上で観察するポイントは多く存在します。プロポーション、レントゲン所見、軟組織分析、The six keys to normal occlusion (理想的咬合のための6つの鍵)…。これらの条件を判断材料として、その他、顎の運動や機能などを含め評価し治療していきます。

歯並びでお困りの方や矯正治療に興味のある方はお気楽にご相談ください(治療相談は無料で行っております)