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「しらとり歯科医院が答える!インプラント治療のギモン|インプラント手術の実際から注意点まで徹底解説」

 仙台市 宮城野区 しらとり歯科医院です。CMなどで最近よく耳にするインプラント治療。実際に体験したことがないし、なかなかイメージがわかない、今回はよく聞かれる質問をもとに、インプラント手術についてお話しします。※ご自分の歯を失わないように、定期的な歯科健診(歯科検診)が大切です。

 

1.  インプラント手術の実際から注意点まで徹底解説

・インプラント手術の実際

・インプラントと歯を失うことの影響

・インプラントと噛む力について

・術後の注意点

・事前によく聞かれる質問

 

 

 

 

【インプラント手術の実際】

・30歳以上の50人に1人はインプラント治療の経験がある

・インプラント手術は全身麻酔ですか?

・インプラント治療は入院する必要がありますか?

・術前に何かすることはありますか?

 

 

 

インプラント治療の経験、30歳以上の50人に1人?

 インプラント治療ときいて何を思い浮かべますか。骨折した際に埋め込むボルトやプレート、人工関節、心臓ペースメーカー、豊胸手術の際のシリコンバッグ…。これら全て体内に埋め込まれる器具の総称をインプラントと言います。一般的にむし歯や歯周病で失われた歯の根っこに代わる、人工歯根(デンタルインプラント)の方が「インプラント」として馴染みがあるかもしれません。

※以下、人工歯根を「インプラント」として説明します。

 また、インプラント治療は、現在、調査では日本でも30歳以上50人に1〜2人が治療を受けていることがわかっています。もしかしたら身近な方、親戚の方にも治療を受けた方がいるかもしれません。

 

 

 

インプラント手術は全身麻酔ですか?

  「骨にボルトが入るなんて怖い」、「麻酔は全身麻酔?寝ちゃうの?」などの声をよく聞きます。見たことも体験したこともないわけですから、 不安な気持ちになるのも当然かと思います。

 患者さんの中には膝が悪く、人工関節を入れている方がいらっしゃいます。全身の手術と比べ、歯科のインプラントは、基本的にむし歯治療で行う、針の麻酔で行います。

※例外として、不安な方に対し、静脈内鎮静法(セデーション)と言って、点滴で鎮静剤を投与し、呼びかけに反応する程度リラックスした状態で手術を受ける方法もあります。

 通常、歯がしみている、痛みや腫れがある時は麻酔が効きにくく、そういった炎症部位は、酸性になるので麻酔薬の効果が出にくいと言われています。インプラント手術はそういった急性症状のあるときに行いません。

 

 

 

 

インプラント治療は入院する必要がありますか?

 インプラント手術は、むし歯治療と同じように局所麻酔下(針の麻酔)で行われます。基本的には全身麻酔は行わず、入院の必要もありません。術後はお薬を飲み少し休憩をして頂き帰宅となります。

 手術時間は1時間を目安に考えるとよろしいかと思います。内容にもよりますが、術前にまずはお口のお掃除をして、局所麻酔をします。後の休憩時間も考えると1時間を前後すると思われます。

 例外として、プラスαの処置を行う場合(予後を考えて骨造成を行うなど)や左右にまたがる、本数が多いような症例は時間や回数、内容を考慮します。費用含め患者様のご負担にならないように、ご相談の上進めさせて頂きます。

 

 

 

術前に何かすることはありますか?

 患者さんにお願いすることは、「お口を清潔にすること」、「体調を整えること」です。糖尿病といった持病のある方は、事前に検査値を確認し、手術が可能か判断します。

 また、忘れがちなのは「来院される前にしっかりご飯を食べる」ことです。空腹の状態だと疲れやすいですし、術後の休む時間を考えるとすぐに食事ができないので、前もって腹ごしらえが必要だと思います。

次回に続く