仙台市 宮城野区 しらとり歯科医院です。今回も日本歯科医師会の調査結果をもとに、むし歯、歯周病予防や口臭予防についてお話しします。
1.今さら聞けない歯周病の疑問
・お財布に優しい🫢!毛先が広がったら歯ブラシ交換はもう古い?
・正解って?誰もが気になる口臭とその対策
・ちょうど良い頻度は?🤔歯科検診、歯のクリーニングの間隔
・2人に1人?「子どもの歯周病」知っていますか
「お子様も必要?普段からできる口臭対策」
舌のケアについて
みなさんは、舌ケアというと何を思い浮かべますか?ほとんどの人は、「舌ケアといえば、舌磨き!」と答えると思います。舌の表面はザラザラしていて、牛乳やヨーグルトを口に入れると白くなると思います。口臭のケアにしたブラシを使用されている方がいらっしゃいますが、磨き過ぎには要注意です。
知っていますか?口腔機能低下症(口腔不潔)について
「からだの健康はお口から」。いま日本の歯科医院では、歯の予防処置、虫歯の治療の他に、50歳以上の方を対象とした、咀嚼能力や嚥下能力、口の乾燥具合などの検査が行われています。検査の項目の中に、「口腔不潔」と「口腔乾燥」の項目があり、「口腔不潔」は舌の表面の汚れ具合(舌苔付着度)をみていきます。
鏡の前で「あっかんべー」をしてみてください。舌の表面が鮮やかな赤色が多ければ汚れが少なければ、とてもお手入れが行き届いる証拠です。
舌の汚れのお手入れについて
舌の粘膜はデリケートです。例えば、目の下の粘膜はこすりすぎると、まぶたが腫れてしまうと思います。舌の表面には舌乳頭という突起があり、一面に敷き詰められています。舌乳頭の間が溝となり、食事をするとそこに色がつきます。舌乳頭は、ブラシで強くこすると剥がれてしまうことがあります。傷ついた舌は逆に汚れがつきやすくなり、厚い汚れ(舌苔)を作り出す悪循環を繰り返してしまいます。汚れが気になる方は一度ご相談ください。
もし舌の汚れが気になる時は舌ブラシを使うことも良いと思いますが、まず歯磨きの時に舌を上顎にこすり付けてみてください。それだけでもある程度、「舌の清掃」はできると思います。マウスリンスやマウスウォッシュを口に含みながら行うとなお良く、オススメです😎
唾液が出ていない!?2秒で測定🫢口腔水分計ムーカスについて
「スマホ口臭」という特集が組まれるほど、緊張していたり、集中していたりすると口が渇き、口臭が発生しやすくなります。また加齢と共に、特に「男子よりも女性が唾液の分泌が少なくなる」いった報告もあります。当院にもある口腔水分計ムーカスは体温計のように2秒で、ピピっと水分量が測定できます。数値27未満だと唾液の出が悪い可能性があります。簡単に検査が可能なので、興味のある方はお申し付けください。
あいうべ体操について
たまにお子様の口臭に悩まれている方がいます。子供の場合は本人が口臭に悩んでいるわけではなく、周囲の養育者が相談されることが大半です。「うちの子、口が臭うんです」と相談された時、臭うタイミングについて聞くと、起床時や疲労時であることがほとんどです。また、旅行や引越し、慣れない環境での生活リズムの変化や体調の変化もきっかけとなるかもしれません。
小児の口臭の原因として多いのが、耳鼻科的基礎疾患があり、開口癖がある場合です。「お口ポカーン」が3割との報告もあるように、日中口があいていたり、夜いびきをかいているお子様も多いと思います。
あいうべ体操を知っていますか。福岡市の内科医 今井一彰先生が考案された“あいうべ体操”は、「口呼吸の予防」や「いびきの防止」の一助になると言われています。また、サーモグラフィーにより皮膚表面の温度を測定した結果。、1分間体操を行うと、1時間後においても、顔面や頸部の温度上昇が認められ、顔面表情筋や頸部筋が活性していることがわかります。 興味のある方は、方法含めどのようなものかお伝えします。