マイナス1歳からのむし歯予防①
〜むし歯菌の定着を2歳以降に遅らせる?〜
「生まれてから2歳まで、母乳、離乳食からのむし歯予防」
お子様のむし歯予防と聞いて何を思い浮かべますか。生まれたばかりの赤ちゃんであれば「はしやスプーンの共有を避ける」、「子どもに甘いものを与えない」、「布磨きを行う」。ある程度、乳歯が萌えてきたら「仕上げ磨きを行う」「日頃からフッ素入りの歯磨き粉やジェルを使う」、「歯科医院(小児歯科)でのフッ素塗布を行う」…。
今回は何をしていいのか悩む「母乳、離乳食からのむし歯予防」、乳歯の萌えはじめに気をつけたいむし歯予防のポイントについてお話しします。
※「むし歯予防」や「むし歯菌の母子感染」について、いろいろな考え方や対策があります。今回は一つ参考にして頂ければと思います。
実は、口の中にむし歯菌(特にその代表、ミュータンス菌)が定着しやすい年齢が報告されています。
「生後19〜31ヶ月」は菌が定着しやすく、「生まれてから2歳まで」に菌が定着すると、その後のむし歯リスクが高くなるそうです。
でもむし歯予防のために、母乳、離乳食の段階から「食器の共有を避ける」、「甘いものを与えない」それを徹底・継続することは、なかなかハードルが高いことだと思います😣
どのみち保護者の方からお子様へ、むし歯菌が感染してしまう。そこで1つ提案です。
考え方を変えて「お母さんの口の中の善玉菌を増やす」ことを目指してみてはいかがでしょうか。
次回に続く